茶畑では夏になると苦土石灰を撒きます。
お茶は弱酸性の土壌でよく育ちますが、年間の畑作業をこなしていると必ず土壌の酸性化が進行します。
極端な酸性土壌は養分を吸ったり、栄養を作り出す元の根っこを傷めることになります。
そうならないためにも、数年に一度は
アルカリ性質の苦土石灰を撒いて土壌を弱酸性に戻します。
苦土石灰は真っ白い粉が一般的ですが、
撒く量が多いので全身真っ白になってしまうため、粒状のものを使って偏らないように広域に撒きます。
ちなみに苦土石灰は葉っぱの色艶をよくしたり、茶に不足しがちなマグネシウムも補給できるので、光合成や芽の伸び具合が向上する増収の元となります。
撒いた後は土とよく混ぜて成分を浸透しやすくします。
雨が降れば理想的ですが梅雨明けしたので当分なさそうですね。