2018年7月11日水曜日

白い悪魔

カイガラムシは私たちの生活の中では身近な虫で様々な樹木に寄生して生きています。


お茶にもカイガラムシが寄生しますが、特に厄介なのがクワシロカイガラムシという種類です。

やつけるタイミングは生まれたての目に見えづらい小さいうちに限られるため、顕微鏡を使って発生を確認します。
この五月、七月、九月の防除のタイミングを逃すと自らを殻で覆ってしまいほとんど防除効果は期待できません。
繁殖力、防御力が非常に高く、多発して茶園がやがて荒廃するとお茶の栽培を辞めてしまう農家が出るほど厄介者です。

暑いのでキツイ農作業ですが、被害を予防しておくと7〜9月に日差しをたっぷり浴びながらグングンとお茶は育ち、来年の新茶の基礎が出来上がります。

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