A.商品化する直前の作業で、お茶を高温で加熱することです。
*焙じ茶のことではありません。
大雑把に目的は二つ
1.お茶の乾燥を進めて貯蔵性を高める。
2.加熱することでお茶は良い芳香を放ち、青臭さを消して飲みやすい香味に仕上げる。
とかです。
ちなみに、新茶期は新鮮な若葉の風味を感じてもらうために、火入れ具合を弱め設定し、青臭さを少し残した仕上げをするお店が多いです。
新茶期を過ぎると、冬過ぎまでの販売を見込み、すこし強めの火入れで貯蔵性を高めたり、地域性に合った香味に仕上げたりするのが一般的です。
「新茶もいいけど...いつものお茶のほうが断然好き!」なんて方が居て当然です。
ただお店によって火入れ具合は様々。飲み比べて見ると作り手のこだわりが感じられて面白いですよ。
実はこの火入れ作業、とっても大事で難しいとされています。
火入れ温度が1℃違うだけでお茶の良し悪しが変わると言われるほどシビアな作業。
その日の気温や湿度によっては、お茶に火が入り過ぎてしまうこともあります。
今回は、加熱温度は低めで、若葉の香りを大事に残しつつじっくりと乾燥を進めました。
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