2015年10月9日金曜日

品種茶で一服

友人からの頂き物「おくはるか」を飲んでみました。


おくはるか はお茶の品種の名前。
特徴は、その香りです。
熱いお湯で入れると、清々しいキリッとした香りがたち、味わいはまったりしています。この特徴的な香りは、たびたび桜餅とか桜葉とかに例えられるほどです。すごく美味しかったです。

ところで、「品種」という言葉は、お米やイチゴ、梨にジャガイモといった作物ではよく聞きます。
もちろんお茶にも品種があります。
お茶の代表的な品種に「やぶきた」があります。
実はこのやぶきたという言葉...某テレビCMなどの影響で、やぶきた=静岡茶 と誤解されがちですが、日本茶の中では一番普及している、コシヒカリ的な代表品種です。
やぶきたは、寒さや病害虫に弱いですが、多収性と優れた品質(色、味、香りのバランスの良さ)で生産者の支持を得ています。

杉本園のやぶきた畑(東京都東大和市)

お茶の品種は様々。
・新茶の芽が出る時期が早いもの or 遅いもの。また、芽が出る量が多いもの or 少ないもの。
・寒さに強いものや弱いもの。
・色、味、香りが個性的なもの。

生産者は地域の栽培条件にあった、多収が期待できる品種を選定するのが一般的ですが、現在は個性的な特徴をもった品種の栽培も行われています。
この頃は品種茶を扱うお店も増え始めています。
狭山茶の産地では、やぶきたの他に「さやまかおり」や「ふくみどり」といった品種が手に入りやすいです。
ぜひお試し下さい。


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